ひとつ前の赤い糸

今年最後にかぶる
夏を越えた キャノチィエ
ふたりだけで 遠出したのは
今日がはじめてね

見わたす限りずっと
風にそよぐコスモス
バスを降りて うすいピンクの
さざ波に抱かれた

誘い出したくせに
あなたは無口なの
私はあんなウワサで 迷わないのに

彼女は ひとつ前の 赤い糸ね そう信じてるわ
あなたに寄りそいたい
背中みつめて そっとつぶやいた

ひたむきに恋しても
ちぎれたり ほどけたり
だけど きっと苦い傷みは
やさしさになるの

大きな白いシャツは 陽射しの 匂いがする
そばにいると あたたかいのよ
秋が深まっても

そっぽを むいたままで
ギュッと手を つなぐ人
確かめる言葉より あなたらしいね

彼なら ひとつ前の 赤い糸よ そう言い切れるわ
テレやで ぶっきらぼう
そんなあなたに ついてゆきたいの

ときどき もつれてもね ふたりの糸 ひきちぎらないで
あなたに 寄りそいたい 涙に負けない 愛を続けたい
あなたに 寄りそいたい 涙に負けない 愛を続けたい



Credits
Writer(s): Masayuki Kishi, Megumi Ogura
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