キミといた夏

待ち合わせは 駅の前
浴衣姿 僕を探してる
キミがあまりに 綺麗だから
しばらく立ち止まって 見惚れていた

来年も一緒に来れたらいいね
無邪気に笑ってた顔も声も
触れられる程 今も思い出せるのに

「会いたいよ」 夏の夜空に
キミの名前を 何度も 叫び続けた
届かない 叶わぬ願いは
零れ落ちそうな 星達の中 消えた

小さな頃に 聞いていた
空の上の 恋のお話
彦星様に なれたなら
月の船で今すぐ会いに行くのに

キミがいなくなって 三度目の夏
居るはずも無いのに あの日の場所で
会える気がして いつも探してしまう

「消えないで」 記憶の中の
キミのかけらを いくつも 拾い集めて
今夜も 返らぬ答えを
零れ落ちそうな 星空の下 待つよ

僕を置き去りに
時は流れて 過ぎ去ってしまう
薄れていく ぬくもりを 必死に 抱きしめた

「消えないで」 記憶の中の
キミのかけらを いくつも 拾い集めて
今夜も途切れることの無い
僕の想いを キミに届けて

「会いたいよ」 夏の夜空に
キミの名前を 何度も 叫び続けてる
涙が 溢れるほどに 美しい空
天の河を渡って いつかまた会えますように



Credits
Writer(s): Yoshinori Abe, Mai Mizuhashi
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