Imaginary Folklore

強い台風の
去ってった夜に
高いビルの上から
街を眺めてた
風はまだ少し
移り気で
去り際のタイミングを
つかみ損ねてる
隣の住宅のネオンが
陽炎のように 揺らいでた
こんな景色 見たことない
見慣れていたのに

何かが変わってゆくような
そんな気がした
あと少しで
何事もなく消えてゆく
6月6号
あと少しで あと少しで

最終電車の
低いアナウンスが
いつもよりも
透き通って聞こえてる
このままでは
またいつものように
ずっと空を
ぼんやり眺めるだけ
少し瞼
重くなって
ゆっくりと目を閉じてみる
遠くで君の声がした
そろそろ行かなきゃ

気圧の谷を飛び越えた
そんな気がした
あと少しで
気持ちがすっと軽くなる
そんな気分さ
あと少しで あと少しで

何かが変わってゆくような
そんな気がした
あと少しで
何事もなく消えてゆく
6月6号
あと少しで
時計の針が2時を指す
気がつけば もう
あと少しで
気持ちがすっと軽くなる
そんな気分さ
あと少しで あと少しで

強い台風の
去ってった夜に
高いビルの上から
街を眺めてた
僕はまだ少し
移り気で
去り際のタイミングを
つかみ損ねてる
ラララ...



Credits
Writer(s): Nujabes
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