灼け落ちない翼

見渡せる場所に今朝は辿り着く
遠く線路が伸びる
こびりついた土かかとから落とし
歩いた距離を測ってみたり

前髪を揺らすように風が強く吹いたら
もう何も迷わない

世界の果てさえ僕らは知らない
悲しまず生きる術も持ってない
目指すこの先に待ってる勇気
それを手にしたら終わる夢を見た

色んな挨拶繰り返してきた
並ぶ白い歯は同じ
大げさなバッグまだからっぽだけど
たいしているものなんかなかった

両膝を地に着くとまた風がざわめいて
僕の背中を押す

空が変わり果て僕らは眠る
明日への架け橋なんとか渡って
本当の強さを誰も持ってない
目覚めたらすぐに今日も歩き出そう

そろそろご飯の支度をしなきゃ
倒れてしまう前に
水を靴ですくって飲んだ
だらしなくなる
ひとりだと

前髪を揺らすほど風が強く吹いたら
ここを離れる合図

世界の果てさえ僕らは知らない
悲しまず生きる術も持ってない
目指すこの先に待ってる勇気
それを手にしたら終わる夢を見た
空が変わり果て星は巡ってゆく
目覚めたらすぐに今日も歩き出そう



Credits
Writer(s): Jun Maeda
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