伝えるために

夜の帳が落ちて冷たい闇が静かに
新しい便り
また一つの彷徨えるモノを知らせる
望みを叶えるため どんな迷いがあっても
務めを果たせるのであれば孤独だっていいさ

気付いてた自分の弱い心
未熟さを受け入れながら
この手を伸ばしてお頼み申す

隠世の扉から繋がる絆信じてたい
表と裏の距離が零になれば
出会う奇跡また訪れて
現世に潜むまだ見ぬ存在救いたい
心を閉ざし諦めない限り
分かり合える瞬間があるさ
見えずとも聞こえずとも伝えるために

噂話がいつしか一人歩きしていても
変わらずに務めを果たそう 悲しみ背負っても

少しだけ眩しく映る心
支え合う背中合わせに
その手を掴んでお頼み申す

妖の世より惑う虚空に広がる物語
そのページを一枚捲ればほら
想い一つまた重なって
凛と降りしきる雨に涙を隠しながら
雲間に覗く星空待ち侘びて
揺れる風に今攫われる
手を振ろう
触れられない過去にサヨナラ

隠世の扉から繋がる絆信じてたい
表と裏の距離が零になれば
出会う奇跡また訪れて
現世に潜むまだ見ぬ存在救いたい
心を閉ざし諦めない限り
分かり合える瞬間があるさ
見えずとも聞こえずとも伝えるために



Credits
Writer(s): Hiroo Ishida
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