Moonfesta

満月の夜を待ちわびていた
鏡でダンスのお稽古してた
黄色いドレスを刺繍で飾り
白い花摘んで髪を束ねて

月のフェスタ ポルカの輪
回るよ 閉じて繰り返す
貴方に届くまで
得意なステップのまま
笛の音響いて

暗い森の中輝く広場
祭りの炎は空まではぜる
新しい靴は羽より軽い
貴方のつま先踏まないように

踵でリズムとって
回るよ 太鼓に合わせて
白い月タンバリン
手に取って打ち鳴らしてみる
笛の音響いて

願い事ひとつ月が沈むまで
口に出さなければ叶うはず
高鳴る胸の恋しさは
貴方にも秘密のまま

楽の音に浮かれ降りてきた星が
銀色の羽を震わせ
今日は魔法の夜だから
靴の鈴の音が終わらない

満月は渡る暗闇の中
見上げるこころの願いを乗せて
夜空に消え行く篝火の唄
小さな未来を祈る灯火

笑顔が輪になって
回るよ 太鼓に合わせて
鈴の音空高く
光を打ち鳴らしている
月のフェスタ いのちの輪
広がる 閉じて繰り返す

貴方と手を繋いで
このまま揺れてさざめいて
夜明けまで
鈴の音響いて



Credits
Writer(s): Yuki Kajiura
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