日々

ありふれた日々の中で
君は眠っていた
暗闇に影を潜めながら
明日を待ち侘びていた

色のない夢の狭間で
僕はしゃがんでいた
頼りない声 震わせながら
数を数えていた

遠い日の
夕映えに染まるモノローグ
泣いている
泣いている心に
気付いていた

ありふれた
日々を
今は
ただ生きている
雲は流れる
ささやかな
夢を
描いてる否が応でも
否が応でも

果てのない時の向こうへ
物語は続く
三叉路に暫し佇んだまま
揺れる木々を見てた

柔らかい
光のどけき春の予感
繰り返す
繰り返す景色に
隠れていた

古ぼけた
地図の
上を
まだ歩いてる
行くあてもなく
鮮やかな
瞬間を
求めてる 束の間でも

ありふれた君と
ありふれた僕の
色褪せた夢の欠片を
集めて合わせてみた

ありふれた
日々を
今は
ただ生きている
宙は広がる
ささやかな
夢を
描いてる 否が応でも

ありふれた
日々が
ゆっくりと動き出す
動き始める
生温い風に誘われながら
君の方へと
君の方へと



Credits
Writer(s): 御徒町 凧, 森山 直太朗
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