八月の流星

僕が恋した微笑みが
この先もずっと続きますように
星に願うならそんなところだ

真夏の花火が遠くで鳴いてる
にわか雨上がり僕を呼ぶ声は蜃気楼
本当の気持ちにいつだって僕は臆病で
君に結局何も言えなかったな

戻らない景色は砂時計
残されたあと僅かで
僕は何を君は何を想うんだろう

八月の流星を追いかけて
気が付いたら大人になって
ねえ君が好きでしたなんてさ
今更遅いけれど

僕が恋した微笑みが
この先もずっと続きますように
星に願うならそんなところだ

街往く人たち喧噪の交差点
にわか雨上がり君を見つけてしまった
優しい横顔変わらないその面影に
僕はどうして涙が滲むんだろう

こんなに近くて遠い距離を
いつか感じた事がある
そうだ君と手を伸ばした
あの空の

八月の流星を追いかけて
僕たちは大人になった
ねえ届かなくたって
君に会えて良かったよ

僕が恋した微笑みが
この先もずっと続きますように
君の隣が僕じゃなくても

さよなら真夏のわすれもの
僕の願いは叶ったよ
ねえ届かなくたって
どうかどうか幸せに

八月の流星を追いかけて
僕もいつか夜明けに出会うのなら
そのぬくもりをその愛しさを
知りたくなったよ

真夏の花火が遠くで鳴いてる
にわか雨上がり君に呼ばれて振り向いた



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