Kimiwabokunorainbow

夏のスタートを告げるテスト明けの青空
先刻の夕立 車窓に未だ残ってた
鈍行列車に揺られ 眠る君を肩で支えて
動けず 虹を見ている

電車の赤 風立つ向日葵
割り勘したライムソーダのグリーン
徹夜明けの海のブルーも全部 夢じゃない

君は僕のRainbow 明日へ架かる橋
土砂降りの人生に射した光
降りる駅を過ぎ 見知らぬ街を抜け
何処までも行こう 間違いも全部
夏の所為にして yeah

「どんな夏にしたい? 何が楽しい?」
白々しく問う白いカレンダー
今 埋まっていく 目を背けてきた日々の空虚さが
君と紡ぐ七色で

水色のシュシュ 朱に染まる湖畔
半分こしたイヤホンのピンク
軒先 紫陽花のパープルも全部 鮮やかに

君は僕のRainbow 日々照らすプリズム
空っぽの銀幕に差した光
降りる駅を過ぎ 見知らぬ街を抜け
何処までも行こう 間違いも全部 夏の所為にして

君も(君も) 夢で(夢で) 虹を見ていますか?
僕も君の空を 心を彩れていますか?
どんな雨風にもその笑顔は曇らせやしない
木漏れ日のような肩の温もりに 誓うよ

君は僕のRainbow 長いトンネル抜け
終点へ向け速度を増す列車
不意に射す光 君は薄目を開け
はにかんだ声で眩しそうに言った
「おはよう」

君は僕のRainbow 明日へ架かる橋
土砂降りの人生に射した光
降りる駅を過ぎ 見知らぬ街を抜け
何処までも行こう 間違いも全部 夏の所為にして

僕のRainbow 僕のRainbow
僕のRainbow 僕のRainbow



Credits
Writer(s): 熊谷和海
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