Water Boarding

水が落ちる
密室 全てmissing
絡まってる輪の中
水が降り注ぎ居場所を奪う
鉄の匂いと罪の痕
緩い酩酊が思考を覆う
苦し紛れの足掻きは滑稽で
上がる水位に踊らされる

祈りを 手を伸ばしても
塞がらない穴から流れていく

笑う影法師 天井の鉄格子
命の質量を削りだすwater flow
腰まで浸した流体は死の足音を響かせる

失った現実に空っぽになっていく心さえ
埋め尽くし全て 溶かし尽くした全て

からから廻る発条仕掛けの人形劇
当てもなく彷徨うだけの日々が愛おしい
絶望は胸までを飲み干してそっと消える

不可逆の砂時計に
意味も分からずに踊らされる

生まれ落ちた咎の故に消える命
まだ諦められずに

最終章が幕を開け 水が全てを無機物にしてしまう
終止符は呆気無く打たれ終わる
彼はまたこうしてやり直す

真綿で首を絞めるかのように纏わる
命の終わりさえ現実を持たなくて
幕を閉じる一瞬に光が 救いの光が

不可逆の砂時計に
意味も分からずに踊らされる
生まれ落ちた咎の故に消える命
まだ諦められずに

不可逆の砂時計は
命溶かす前に裏返される
生まれ落ちた咎は終に償われず
ここに残る

絶望に射す光 救いの手
水が引いて全部終わり
悪夢は覚めて笑い出す
ここからやり直せる 何もかも

浅はかな夢 変わらない常
救済の船は甘い幻想だった
まだ水の中で命ごと溶けていく
幕を閉じる一瞬が最初で最期の生

不可逆の砂時計は
命溶かし全て終わらせる
生まれ落ちた咎は終に償われず
ここに残る



Credits
Writer(s): Bermei Inazawa, Bokuno Lyric No Bouyomi
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