一日の終わりは君と一緒に

夜が始まってゆく中目黒の駅は 君が待つ改札
ねぎらい合う二人の帰り道は そっとため息消してゆくよ

この街の恋人たちは 寄り添って嬉しそうにいつも

他愛ない愛してたあの時間は 永久に 優しく柔らかく
気づかないふりをした足りない言葉は 繋いだ手に伝えて

この街の灯りは影も 輝いているように信じていた

1日の終わりには 君と一緒にいられたら それだけでいい
君に伝えたいよ その言葉を 一人きりの部屋でいまさら呟いた

いつも寄り道をした珈琲の香りが 恋しくて 戸惑うよ
マスターと窓越しに 気まずく流れる一瞬と作り笑顔

この街は君の影と 憂鬱が少しだけ滲んでゆく

1日の終わりには 君と一緒にいられたら それだけでいい
君がいたソファーはくぼみだけが 冷たくなっているけれど

いつも終わりには 君と一緒にいられたらよかったけれど
きっと僕の知らない君になってく 恋に落ちて

この街は 僕も君もいない明日が 変わらずに続いていく
もしもまた君と出会えたなら 今度こそは僕が言うから

おかえり



Credits
Writer(s): Azumi, Keiji Matsumoto
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