Hakka

白い靴が汚れて、少しだけ泣いた
あの人にあげたかったものを
いとも簡単になくした

もういらないと思っていたのにな
気付きたくなんてなかったのにな

ハッカのせいにしたつもりだけど
きみはわかっていたのでしょう
絡んだ髪の毛をほどいて
ごめんね、って目を伏せた

異国のMUSICが流れる部屋
晴れた午後を無視して
きみと宝物をさがした

もうあきらめていたはずなのにな
意外と呆気なく し あ わ せ

ハッカのせいにしたつもりだけど
きみはわかっていたのでしょう
絡んだ髪の毛をほどいて
ありがとう、って口づけた

ハッカのせいにしたつもりだけど
きみはわかっていたのでしょう
絡んだ髪の毛をほどいて
バイバイ、って部屋を出た



Credits
Writer(s): Chiaki Sato
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