流れる空に

遠く瞬く星を
掴もうと腕伸ばす
握る拳の中
開けずにいた
もしも今この空を
塗り替えられたなら
そんなくだらないこと
話していた
あの日からどれだけ
過ぎたのだろう
夜が明ける
交わした約束など
もう忘れてしまったけれど
懐かしく思い出すいつかが
どうかやってくるように
古い傷をさすり
人の痛みを知る
無意味なことだなんて
分かっているけど
どれだけの涙を
流したのなら
花は咲くの
もたれた背のぬくもり
もう少し感じていたいから
閉じた瞼に差す
光を感じるまま
交わした約束など
もう忘れてしまったけれど
懐かしい思い出は全て
この胸の中に
もたれた背のぬくもり
もう少し感じていたいから
閉じた瞼に差す
光を感じるままに
まどろみの中に



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