Nagasugita Haru

儚いものこそが、美しいものであった。

風が吹いた 猫が鳴いた 大事件だそうで
全部拾って 拡散して お祭り騒ぎ

世界中が浮き足立って 大義名分掲げて
それでもやっぱどこか不安で 出直したり悩んだり

行かないで
永すぎた春よ 四分の一の永遠よ
等身大の自分なんて何処にも居なかった

「意味のない事は無いよ。」そんなこともなくて
気休めの嘘に寄ってたかって大騒ぎ

世界中が色めき立って にわか雨も運命で
移り変わる季節の中で ふらついたりのぼせたり

行かないで
永すぎた春よ 四分の一の永遠よ
等身大の自分なんて何処にも居なかった

いつしか
永すぎた春が終わりを告げたの
なんて気づけば独り言 でも聞いて欲しかった

現実逃避 先回りして
ああではないとか こうじゃないとか
論理を振りかざして
ピンキリどっちもキリがないのよ
運だの命だのどうしたいのよ
愛だの恋だの意味じゃないのよ
切っても切っても切れぬ縁なのよ

行かないで
永すぎた春よ 四分の一の永遠よ
等身大の自分なんて何処にも居なかった

いつしか
永すぎた春が終わりを告げたの
人も世も移り変わり 空だけ青いまま

美しいものこそが、儚いものであった。



Credits
Writer(s): Natsuki Ogoda, Haneda Narita
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