もうひとつの夜明け

かばんの中にはいつでも
大好きな白のキャンディ
真っ白に透き通って
甘い甘い時間過ぎる

眩しくて美しいのに
どこか悲しい色でとけて
あぁ 懐かしいいつかの時のように

探しても 見つからない
欲しかった自分はどこへ行ったの?

暗闇が恐くて目をつぶって走った
逃げてるだけの日々が
心を隠して行った
叫び続けたよ ねぇ 今どこにいるの?
後ろを振り向けば
ここにいるよと笑ってた
隠していたのは他の誰でもない私

今日もうまく笑えたのに
なぜうまく泣けないの?
涙は行き場を無くし
深く深く沈んでく

言葉など意味がないと
唇強く噛み締めても
きっと言葉しか伝えるすべはなくて

誰よりも先に今
見つけた星一つ流れて消えた

無くすのを恐れて夢中で握り締めた
手のひら開いた時
何も残っていなくて
どうか教えてよ なぜ無くしてしまうの?
心が今答えた
もう一度探すためなんだ

暗闇が恐くて目をつぶって走った
逃げてるだけの日々が
心を隠して行った
叫び続けたよ ねぇ今どこにいるの?
後ろを振り向けば
ここにいるよと笑ってた

もうすぐ夜明けが来るよ
隠していたのは他の誰でもない私



Credits
Writer(s): Shinya Saito
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