Wake

クタクタになったシャツを
丸めて仕舞い込んだ
タンスが溢れていくように
閉まらない毎日は
ガラクタになったはずの
あの歪んだ曲線と
今日も僕を嘲笑うのだろう

忘れよう 君との今日までは
思い出さないように手を振ったんだ
バイバイ

君がいなくなって 初めて
気がつくのさ ほらもう遅いだろう
伝えたいことが積み重なって
離れた後悔だけが残って

ただいまって なんだっけ
一人ぼっちになって ふと思う
今日も君はいないな

気がつけば日常が思い出になっていた
見渡せば部屋にはもう君との記憶ばっかりでした
あそこで怒ったのは違ったかな 今さら
遅いけれど

君からもらったものがまだ
居場所を探しているみたいだ
それならこの想いと合わせて
ついでに見えないように
ポイしちゃえば
いいんじゃない?

失うべきだったのはね
君じゃなくて
つまらない僕のプライド

そんなことは わかってるんだよ
わかっているんだよ 悔しいけれど

君は2度とここには戻らないんだろう
最後まで君のせいにした僕のせいか
日々の苛立ち押し付けて
我ごと棚に上げていった
そうは言うけど君だってさ

なくしたものを取り戻すのは
新たなもの手に入れるより難しいね
仕方ないだろうなって君がまた
言い訳だらけでバカみたいね
なんて言うから
なんて言うから
だってだってだってだって
バイバイ



Credits
Writer(s): Shinya Ishihara, Saucy Dog
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