大安吉日

誰からも祝福されて結ばれた午後
幼いころを知る懐かしい人達と
愛よりも大切なもの何もないんだと
私の耳元で囁き続けていた

こぼれてしまう微笑かみころしながら
よそゆき顔で笑った二人
あなたの苗字で私電話にこたえた
そんな日々が今日でおわる

しおれた花に水をやりため息をついた
あなたの優しさはいつもどこかさめていて
そこが好きな所だとくり返し言った
だけど暮らしてゆくことに愛を捧げた

涙が流れて誰もとめられないから
泣いてたことさえもいつか
きっと素敵な想い出になってしまうと
ずっと自分に言い聞かせた



Credits
Writer(s): Kozo Murashita
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