終わりのない空

ガラスケースの中 まだ どこか 遠い夢
ふるえる衝動 焦燥 たたきつけた

砕けた欠片で 傷つくんだとしても
それでも きっと 手を伸ばすのだろう

この胸の高鳴り 歓びか 怖れか
わけなんてどうでもいい 「たぎれ」と叫んだ

痛いほど 僕ら 瞬間を生きてる
もう 何も残らないくらいに
閉ざされた今に 風穴を開けよう
どこまでだって 自由になれる
そう 信じてる

例えば 鳥なら どんな高い壁でも
怯まず 風をまとって 越えるのだろう

飛べない僕らは 這うように進むだけだ
いのちを 一歩 一歩 刻みつけながら

この空の終わりを 誰が知るだろうか
果てなんてどこにもない 歩みを止めるな

生きるほど 僕ら 悲しみを重ねる
踏み出すこと ためらうくらいに
だけど それさえも ここにいる証しだ
絶望だって 抱きしめながら
明日へと向かおう

痛いほど 僕ら 瞬間を生きてる
もう 何も残らないくらいに
閉ざされた今に 風穴を開けよう
どこまでだって 自由になれる
そう 信じてる



Credits
Writer(s): 秦 基博
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