Nankasa

真昼の坂道を自転車で下ってく
生乾きの髪がひゅるりと舞い上がる
連なる屋根の上 雲が流れていく

平気だよって言い聞かせるけど
なんだか焦ってしまうのさ
どこへ行ってもいいはずなのに
どこへも行けずフラついている

適当に座って ウダウダとしてたら
肌寒くなってきて うなだれながら帰る
なんかさ このままじゃいけない気がしている

平気だよって言い聞かせるけど
なんだか焦ってしまうのさ
他愛のない君との話が
僕の心 締め付けてゆく

照れ笑いとか 冷めたふりとか
もうやめようよ つまらないから
わかってるでしょ?

僕はちょっと なんか思うのさ
情けないけど不安なんだ
そのうちきっと笑えるのかな
2度とはもう戻れそうにないから

平気だよって言い聞かせるけど
なんだか焦ってしまうのさ
他愛のない君との話が
僕の心 締め付けてゆく



Credits
Writer(s): Abe Yuma
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