三八月

見送る夜の灯籠は
流れて川面を進む
もう少し追いかけて行こう

初めて触れた手のぬくもりや
わたしの名前を 呼んで声を
胸の奥 確かめながら

何も知らなかった
いつも守ってくれたこと
慣れ過ぎていた瞬間が
悲しいくらい輝きだす

揺れる灯火は
優しいあの眼差し 思わせる
いつまでも いつまでも
忘れないから...
忘れないから...

明日 帰るけれど
待で暮らしてゆくけれど
ここで凄した毎日は
ずっとずっと近くにある

愛しい歳月は
わたしの祈り乗せて遠ざかる
いつまでも いつまでも
忘れないから...
忘れないから...
忘れないから...



Credits
Writer(s): Hussy_r, 元 ちとせ, ハシケン
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