Sister

東の海に舟を浮かべて
誰より早く朝を迎えに
風が便りを運ぶと言うなら
僕に宛てた風は吹いていない

あなたのために祈る事なら
今の僕にも許されるでしょう
流れ流れて漂う先で
懐かしい日々を思い出してる

悲しみが友の様に
語りかけてくる
永遠に寄りそって
僕らは生きていく

数えきれない人の涙で
夜明け前の海は今日も蒼い

あなたの欠けた世界は今や
無秩序にただ組み立てられて
ギリリギリリと軋みながらも
それでもまた再び動きだす

この季節咲き誇る
白い花を摘んで
波の間にあずけよう
あなたに届けばいい

いつもの様に赤い日傘を
差したあなたが拾ってくれたら

鐘の音が岬を臨む教会から響く
美しいシスターの祈りを乗せ人の心にも
時間の移りを優しく告げていく

悲しみが友の様に
語りかけてくる
永遠に寄りそって
僕らは生きていく

西の海まで舟は流れて
たそがれと一緒に沈めばいい
明日になったら会えるのかな



Credits
Writer(s): Fumiaki Shindou (pka Haruichi Shindou), Akimitsu Honma (pka Ak.homma)
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