Narratage

あなたが歌ってた 夏のあの歌の
名前をついには 知れないまま

あなたの鼻唄だけを頼りにし
思い出の雲間を 流れるのです

それはもう今では 恥ずかしいほどに
誰の目にも あなた色してた

わたしの身体は 懐かしき彼方
今はもう 違う 匂いがする

ハロー ハロー ハロー ハロー

理由ばっかり 尋ねる世界で
ワケなど一つもなく 恋をした

正しい夢の 終わり方なんて
この世でわたし わたしだけが知ってる

あなたをちゃんと 思い出にできたよ

あなたが見つけ出してくれたこの
心を あなた無しでも わたしは離さない

どんな昨日より 明日が好きだと
少しの背伸びたと本音で 今は言えるよ

はじめまして 「さようなら」
最初で最後の 「さようなら」

理由ばっかり 尋ねる世界で
あなたの理由だけを持って逃げた

正しい夢の 終わり方なんて
この世でわたし わたしだけが決める

あなたをちゃんと 思い出にできたよ

あなたの記憶の上に今は いくつもの新しい
未来が芽を出している

いつかふいに 振り返った時も
その眼がなんて言ったか わからないくらい

はるか遠くに いるでしょう
それでもどうか 笑ってて

はじめまして 「さようなら」
最初で最後の 「さようなら」

あなたが歌ってた 夏のあの歌の
名前は知らないままで いるね



Credits
Writer(s): Yojiro Noda
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