ブランコ

君のことを誤解してたんだ
僕を知らないって思ってたんだ
充分 距離を置いたつもりが
ずっと僕は見られていたのか...
一つ空いた端っこのブランコ
風のように偶然座って
漕ぎ始めてしばらくしてから
「いつもここにいるのね」と言った

ゆらりゆらり 揺れてたから
君の声が夕焼けに
吸い込まれてしまいそうだ
今 僕も
ゆっくりブランコ漕ぎながら
追いつこうとしたよ
あと少し

もう これからは
言葉なんか何もいらない
前へ後ろへ
僕らはただ空を泳いだ

恋について考えたことも
君が愛しいって思ったことも
小さなため息に変えたけど
いつか君と話してみたくて...
秋の終わり 枯葉が舞う頃
帰り道に何度も通って
あのベンチで誰かを待ってる
君をいつも遠くで見ていた

なぜか今日は さみしそうだ
長い髪がたなびいて
誰かが描(えが)くデッサンみたい
一人きり
心はブランコ乗らないまま
歩いているんだね
あの道を...

ほら 星空が
このつま先の向こうに広がる
僕でいいなら
このまま一番そばにいるから

もう これからは
言葉なんか何もいらない
前へ後ろへ
僕らはただ空を泳いだ

今 夢の中
時間の河が静かに流れて
たった一つの
ブランコだけがここで揺れてる



Credits
Writer(s): Yasushi Akimoto, Hiroyuki Hoashi
Lyrics powered by www.musixmatch.com

Link