ガーベラの空

君と並んで歩く道は
いつもみたいでどこか違う
夕暮れの空 電車の音
ぜんぶ 心地いいね
まだ慣れない距離を保って
買い物ぶくろ君が持って
秘密の隠し味は何か
他愛なさ 照れくさいね
ともだちだった頃にはまだ
気づかなかったことだらけで
例えばその大きな手
何に触れてきたんだろう
未来とか永遠とか
そんな大げさじゃなくていい
もしあした晴れたら ガーベラ買いに行こう
ささやかな約束だけ
二人で一つずつ積み上げて
君となら幾つもの夜を越えて行ける
前の彼氏のマグカップを
結局君に出してごめん
物に罪はないというけど
レモンを浮かべてあげた
おなじ時間を刻んでいたい
おなじ出来事憶えていたい
ホントよかったと思う
君が選んでくれて
奇跡とか運命とか
そんな大げさじゃなくていい
一輪で絵になる ガーベラ飾るように
たくさんじゃなくひとこと
大事にしたくなる言葉を
君となら幾つもの夜を越えて行ける
赤白黄色 ふたりの色
めぐり来る日を染め上げて
おだやかで 優しい 毎日
続くようにそっと 願うよ
未来とか永遠とか
そんな大げさじゃなくていい
もしあした晴れたら ガーベラ買いに行こう
うれしくて分かち合って
悲しみだって 半分こにして
ケンカして仲直りして
笑いあってまた君に恋して
君となら幾つもの夜を越えて行ける



Credits
Writer(s): Riko Marumoto, Shouko Fujibayashi
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