あいたい

夕焼けが目に染みて こらえられないこんな日
なんとなく自転車で きみの住む町へ行くよ
くれなずむ坂道で遮断機の音をきいた
はしゃぐ声すねるくせ あの日のぜんぶ恋しくて

柳の下のさびた看板
けんかした長い影 ふたり揺れていた

もう一度 きみにあいたい
あのころのきみにあいたい
抱きしめたい無邪気すぎる瞳
ゆめさえもむきだしのまま
手さぐりで求めあってた
はりさけそうな 永遠かみしめて

きみらしく生きること それがいちばんできない
巡りあった偶然に せかされてここまで来た

ガードレールの むこうの空地
家路急ぐ 子供達 声がこだました

もう一度 夢に逢いたい
あの風を胸にうけたい
抱きしめたいやみくもなまなざし
ぼくは今 走りつづける
きみは今 かわりつづける
ちがう空に永遠うかべて

季節はずれの 海を目指した
線路わき低い雲 何もうつらない

もう一度 きみにあいたい
あのころのきみにあいたい
抱きしめたい無邪気すぎる瞳
ゆめさえもむきだしのまま
手さぐりで求めあってた
はりさけそうな 永遠かみしめて

もう一度 夢に逢いたい
あの風を胸にうけたい
抱きしめたいやみくもなまなざし
ぼくは今 走りつづける
きみは今 かわりつづける
ちがう空に永遠うかべて



Credits
Writer(s): Senri Oe
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