Water Lily

孤独は君がくれたものだよ
冷めた手からそう聴こえた気がした
その熱に触れているのに
なぜか嬉しくて笑ってしまう
その目は僕を見つめていた
差し込む光のようだった

それは魔法みたいに消えた
胸につかえた言葉の形
君が僕に触れた時から
まるで違う色を放っていた
息を呑むほど眩しくて
怯えるほどに愛しかった

だからね
孤独は君がくれたものだよ
僕もまた 君にあげる

心が息を止める度に
見つめた両目を聴く度に
熱の継ぎ目にキスするように
君を想う度 近付いていける

寂しさはきっと愛しいもの
繰り返しながら埋めていくよ
滲むその目に映った僕を
君の中に見付けたんだ

その心の全てを見ても
僕らがひとつになることはない
それでも今 傍にいたいよ
いつか離れる日など遠ざけて

心が息を止める度に
見つめた両目を聴く度に
熱の継ぎ目にキスするように
君を想う度 近付いていける

寂しさはきっと愛しいもの
繰り返しながら埋めていくよ
滲むその目に映った僕を
君の中に見付けたんだ



Credits
Writer(s): 松本 大
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