HANABI

鳴いている ヒグラシ
ワンルーム その日暮らし
俺を拉致するダチ
星が見えねえ
この街の空が
輝く日だし
そらもちろん期待
浮足立ちで 繰り出し

クーラー止めて 飛び出したマイホーム
ファミマ寄ってトリスのハイボール
これがやっぱ最高級
ほろ酔いでも大丈夫
やっぱ毎年の醍醐味
最後尾にならないように
電車乗って今向かうよ会場に

夏の香り包まれ
周りは浴衣姿ばかり
明かりが灯る屋台
蝉の声も届かぬ人の声

賑わう目の前の景色
次第に鼓動だんだん高鳴る
酒を飲み友と騒いで
思い出す幼きガキの頃を

この季節になれば何故か
行きたくなるんだ夏祭り
ガキの頃の夏休み
1番の思い出が夏祭り
暑いとかき氷にアイスクリーム
あの日 あの頃に タイムスリップ
したかのように楽しそうに
夏の季節に思い乗せる

ちょっとお腹すいたよな
出店で食べ物探そうか
たこ焼きにやきそば他にも
ビールにタピオカ飲み行こ
誰の権利も無いSummer
人混みで暑い中
楽しむ俺は なすがまま
終わらないでこのまま

爆音が鳴り響く
夜空に目を向けるとほら
鮮やかな 大輪の花
消えては綺麗に咲き誇る

何度見ても綺麗で
散ってゆけばどこか切なくて
世界に吸い込まれ
最高の一夏の思い出

「あー、そろそろ花火もおわっちゃうなぁ」
まだ見たいなぁ まだ見たいなぁなんて
ガキみたいだって 言ってダチが笑ってる
宴もたわけな夏の終わり
俺は大人になりたくねぇが
手に持つラムネはビールに変わり
大人になるのも仕方ねぇか

並んで出店灯った提灯
夜空をそっと彩るように
毎年顔出すこの祭り
もうすぐ終わるのかと意気消沈
また来年なダチに意思表示
明日から仕事だし日々精進
日曜日終わる一通り
上がる花火が俺らの生き証人

何度見ても綺麗で 散ってゆけばどこか切なくて
世界に吸い込まれ 最高の一夏の思い出



Credits
Writer(s): Dj ふぉい, Dj まる, Dj 社長, Dj 銀太, Mg 脇
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