ファンタジック

ファンタジックな 恋をして 今も 君が見れない
写真の向こうで 笑う君と 冬の部屋で 一人
髪を切っても 恋の歌 止まることさえ 知らないで
何もない日々と 失敗の染み ばかり数えて

ねぇ ほんの小さな灯りも 僕の胸は 覚えてる

君が言った 君が言ったんだよ
慣れない笑顔も 無理した優しさも 全部 人生だ
春を待った ただ舞った花びらを 掬い取った
色付いてく 空の色に ずっと 見惚れていたこと
夢のようでした

忘れたいこと ばっかりで 君の顔が 見えない
目線より 高く積み上げた 想い出しか 見えない
髪を切っても 恋心 冷めることさえ 知らないで
うな垂れた前髪の奥に また君が 散らつく

ねぇ 一瞬の光を見たんだ あの日 君の眼の奥で

君を知った 春が舞ったんだよ
切ないも 愛も 憂いも この歌で 全部 言いたいよ
花が散って ただ落ちた花びらを 救い取った
色付いていく その淡さに ずっと 君を重ねてる

君の色は あの花びらの色だ
僕の色は 所詮 君の色だったんだ
何でもいいんだよ 今更 変われないんだよ
優しさばかりが 傷になっていく
想い出ばかりが 歌になっていく

君が言った ただ 笑ったんだよ
慣れない笑顔も 無理した優しさも 全部 人生だ
春を待って 君を待って

花が舞った 君を知ったんだよ
この恋も 想い出も 愛も 優しさも 全部 歌いたいよ
春を舞った ただ舞った花びらを 掬い取った
色付いてく 君の顔に ずっと 見惚れていたこと
夢のようでした 春のようでした



Credits
Writer(s): Sonoko Inoue, N-buna
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