Saki Hokoru

その侍は世を憎み
万人斬っても飽き足らず
戦場では妖怪と称され
幾千の者に恐怖浴びさす

血で錆びた刀は
叩き直すことなく

昔々の物語
ある男女が逃げていたという
遠く見えるは敵群衆
女が倒れ斬られたり

女は言う
「貴方だけでも、生きて、この戦を終わらせて」

咲いて散りゆくあの華に
心打たれ儚む
走り、逃げゆく我が様は
見てられぬもの

仮に平和な世訪れ
日を浴びる日々続けども
貴女がいないこの世では
死人であるだろう

無事逃げ切ったその男
鍛錬を積む決意をし
一つの刀を手に取り
「我と共に戦を終わらす」

囲まれ、万事休す
「我と共に散るがよい」

咲いて散りゆくこの花は
刀を握り締め直す
自ずと見える我が最期
散りゆくままに

咲いた
枯れ果てぬ
この命消えゆくまで
最期まで戦い抜こう
命果てるまで

嗚呼小さな灯が
まさに花が散る如く
赤に染まる大地に
今咲き誇る

咲き誇れ

咲き誇り

今、咲き誇る



Credits
Writer(s): Gogami Gogami, Hikarubomber Hikarubomber
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