Keibetsu Shiteita Aijo

テレビのニュースが伝える
匿名で守られた悲劇も
携帯のメールを打ちながら
絵文字のような日常
大人は訳知り顔して
動機を探しているけど
ピント外れたその分析は
笑えないギャグみたい
偏差値次第の階級で
未来が決められてる
もう 頑張っても
どうしようもないこと
ずいぶん前に
気づいてただけ
私たち
軽蔑していた愛情
知らぬ間に求めている
孤独になんてなりたくない
抱きしめてほしかった
誰かに
鳥になろうとした少女は
屋上に靴をちゃんと揃えて
マナーを誉めてほしかったのか
それとも当てつけなのか
いじめが"あった"とか"なかった"とか
今更 アンケートを取っても
聞いて欲しかった心の声は
風の中 届かない
責任転嫁のプロセスで
偉い人を泣かせる
まだ わかってない
愚かすぎる連鎖を
指を差すのは
何もしなかった
この自分
軽蔑していた愛情
裏腹に飢えているの
不安に気づかぬふりしながら
やさしい目 探してた
いつでも
軽蔑していた愛情
知らぬ間に求めている
孤独になんてなりたくない
抱きしめてほしかった
誰かに
いつでも



Credits
Writer(s): Yoshimasa Inoue, Yasushi Akimoto
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