憧憬と屍の道 [TV Size]

あの日人類は思い出した
薄闇の中進む影は 誰も心許なく
不確かな未来はいつだって
薄氷の上に咲く
夜は訪れる度に幾度も
冷たい手で俺達の首筋を
優しく撫でた

黄昏を裏切って
灯る希望の背に縋り
追い駆けた 地獄へと
向かっていると知っても

夢の続きが見たいなら
お前は何を差し出せる
悪魔は甘く囁いた
屍で道を作れ
「この壁の向こうに何がある?」
幼き日々に憧れた
真実がすぐそこにある
屍の道の先に

《紅蓮の衝動》が駆け抜けた奇跡
《自由の覚悟》を散らして
《捧げられた花弁》を捧げても
《手向けるべき真の暁》には早すぎる
太陽はまだ沈んでいないのだから
進み続ける波の彼方へ!



Credits
Writer(s): Revo
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