Ganpuku

何にも役に立たないことばかり
教えて欲しいや
あなたのそのくだらない話を灯りの麓で

今だけ全て見えない聞こえないふりして笑おうか
何にも役に立たないことばかり
教えて欲しいや

きっとあなたと私はいつまでも
一緒にいられない
何か食べようか ここで話をしようか

「そんじゃまたね 明日ね」
そんな風に今日を終えども
明日なんて見たこともないのにさ
随分あっけらかんとしてるわ
望むのは簡単だ あなたのいる未来が
ただこの目に映るくらいでいい
わたしはそれで眼福さ

何にも役に立たないことばかり
教えて欲しいや
こうしてひっそりと時が進むまま
死ねたら僥倖さ

雨が降り落ちはねる音を聞くあなたに
寄り添って今
何にも役に立たないことばかり
教えて欲しいや

水の無いバスタブにふたり浸かり
目を閉じている
雨が窓を突く ここで話をしようか

「きっと二人は 大丈夫さ」
子供みたいに笑う
その鼻先が頬を突いて笑う
言葉を捨ててまた笑う
望むのは簡単だ あなたのいる未来が
ただこの目に映るくらいでいい
わたしはそれで眼福さ

「そんじゃまたね 明日ね」
そんな風に今日を終えども
明日なんて見たこともないのにさ
随分あっけらかんとしてるわ
望むのは簡単だ あなたのいる未来が
ただこの目に映るくらいでいい
わたしはそれで眼福さ

わたしはそれで眼福さ



Credits
Writer(s): Kenshi Yonezu
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