Douyara

格子越しに眺めたカラスの死骸
それはいつも、寂しい記憶を犯す

罪を重ねた
略奪者みたいさ
声は届かない
叫んでも叫んでも届かない

孔子は声を荒げ、「汗をかけ」と説く
それはいつも、切ない憂いに満ちて

酒に呑まれた
密告者みたいさ
決してしたくない
等価値の取引はしたくない

高い坂を登った呼吸は乱れ
隣の住人が怒鳴って愛を唱えてる
「どうやら僕らだけがひどい目に遭うらしい」

そうして大きな間違いを運命は辿る
「どうやら僕らだけに視界は備わった」
「どうやら僕らだけは世界に還るらしい」
「どうやら僕らだけが間違いに気付いた」

声は届かない
声は届かない



Credits
Writer(s): Staff Cinema, Souhei Mishima
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