吐く血

彼女と知り合ってから半年が経つ
何故かもう連絡すら取り合えてない状態

不細工でも美人でもなくやたらと暗い
内科で診てもらえない病気の主

優しくされればもう誰でもいいのとのたまう
太るのが恐いから手にタコ作って
今日も吐く

「私には何にもないから」
そう言って笑った そう言って笑った

普通の会話があんまり成立しない
自分だけの世界に入ると戻って来ない

一生懸命過ぎて簡単に騙される
嘘ついてよ 見破るよ
そんなに人に怯えるなよ

「私には何にもないから」
そう言って笑った そう言って笑った

「すべてを晒すことは
割り切ってるから平気なんだ。
時々空しいのは
向いてないかなって思う時だけ」

吐く血の女はどっかで多分生きてる
血を吐きながらどっかできっと生きてる

「私には何にもないから」
そう言って笑った そう言って笑った
「貴方は私と似ているね」
そう言って笑った そう言って笑った

2番線からの電車に乗って帰った



Credits
Writer(s): 五十嵐 隆
Lyrics powered by www.musixmatch.com

Link