Kumono Ito

夜の街頭に群がる羽蟲たちは
その光に何を見ているのか
偽りの光に身を焦がし 力盡き
屍を重ねる

あぁ このままでは
抜け出せない
ならどうすれば?
もう 嫌 嫌 嫌 だから

今手に握るこの紐は
生の終著か 救いの糸か
身を任せて 切れて落ちて
手を伸ばして ねぇ
神様 どうすればいい?

危機感を忘れた鳥は
目の前の餌しか目には入らない
生きるために與えられた 翼
空忘れ屍となる

あぁ このままでは
逃げられない
ならどうすれば?
嫌 嫌 嫌 嫌 いやだ

今手に握るこの紐は
生への執著か 救いの糸か
振り落として 切れて落ちて
手を伸ばして ねぇ
神様 どうすればいい?

ここはなんだか地獄らしい
生きるのには辛いらしい
幸せ感じていたいらしい
けどイタイ イタイと嘆くらしい

けど何も感じていないらしい
でも何かを感じていたいらしい
だから私はなんとか生きるらしい
地獄で私は生きるらしい

天井を見上げ 切れた紐を捨てて
今日がまた 始まる



Credits
Writer(s): Daiki, 金川武史
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