Fukurou

顔出した 明日が手伸ばしに 僕を誘った
阿呆ヅラして八方見ていたら 気づけなかった
違和感も怠惰と一緒くたに 誤魔化したんだ
好きなものが好きだったから 期待をしたのさ

喜びの果てに眩ませた
本当の先にあったことを
見失ったことに
君も僕も気づいていますように

呼吸するように 消えた未来には
どんな明日が羽を伸ばしていたんだろうか
想像と空想の中で止まった化石は
掘り起こした時に蘇るだろうか
そうやって後悔と悲しみの先で
また会おう 出会った頃のように

平行移動した虹の歩幅が混ざりかけていた
一番に守ったのは自分の色だった
知らないから恐いんだ
切なくなる事すら馬鹿らしいと
本当の気持ち 隠したまま

かつてここで同じ朝を繰り返した
恥ずかしいくらいの過去を
笑い合えたことが
君と僕の印となるように

本物の思い出がどんな風に
作り直されてしまったの教えてくれよ
何光年と先のことまで話し合った
赤ん坊の日々を忘れないように
今だって崩壊中、懺悔の街で僕は眠るよ
出会う前のように

選ばれた言葉の上に
並んだ過去は嘘のようで
忘れてしまえば 簡単で
それでも僕は壊したくないんだ
信じていたいんだ

呼吸するように 消えた未来には
どんな明日が羽を伸ばしていたんだろうか
想像と空想の中で生きている化石を
掘り起こした時に思い出すだろうか
そのときがいつだって僕は待ってるから
出会った頃のように
そうやって何度も挫折して分かり合って
どこかでまた会おう



Credits
Writer(s): Ibuki Sano
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