Erased

誰にも見えない彗星がひとつ
望んで嘆いて辿り着いたこの場所

手を伸ばして届かない景色が
私が生きる理由 だから願うの

星が見えない君の街に今夜逢いに行くから
いつもの場所 待ち合わせよう

特別など求めていないの
今から急いで向かうから
流れ星に乗って

耳をそっと澄ませてみる
聴こえてくる冬の調べ
色のない世界で紕う日も
罅割れた画面だけが
薄れてゆく記憶の欠片
君のいない街に降り積もっている

誰にも言えない想い出重ね 祈る
このまま永遠に透明なまま居たいと

掴めばすぐ溶けてく希望も
私が生きる理由 だから誓うの

雪が降らない君の街は何処か寂しそうで
暖めてあげたくなるの

明日なんて此処に無くていい
今さえ確かにあるなら
今を生きられるなら

君をもっと感じてたい
呼吸 鼓動 温もりさえ
触れることはないと知りながら
独りよがり 二人出逢い
何処にも無い 此処に居たい
振り返る日々をそっと消してゆく

時を止めて 時を戻して
終わりの無い今だけでいい
巡る時空かける彗星
意味など無い 意味は要らない
君が居ればそれだけでいい
色のない世界 染めてゆく



Credits
Writer(s): Neko Hacker
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