十二月のぼくたち

着飾る針葉樹
それなのにぼくは
去年と同じコートで出掛けて
浮かれた人混み 祝福まるごと
絵に描いたようで
不気味なほどだよ
はみ出しちゃいけないようなムード
かわすように歩く
幾干万もの街のあかりの
雪崩がおきてゆく
十二月には 十ニ月には
讚美歌に煽られて
恋人たちは 演技みたいに
歓びにかぶりつくのさ
ぼくにはわかるよ 台本通りさ
ぼくにはわかるよ
雪でも降らせてよ
色とりどりにすれ違ってゆく
モラトリアム絡まって
目が覚めない幸せもあるのだろう
願ってあげるよ
十ニ月には 十ニ月には
讚美歌に操られて
恋人たちは 演技みたいに
今だけ喘いで
誰もが望む 誰もがはしゃぐ
百点満点の
さあ、はじまるよ
ほら、はじめなよ
特別みたいな夜を



Credits
Writer(s): Fumiya Enuma
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