Voice of Wind

風が僕らの前で急に舵を切ったのを感じた午後
今ならどんな無茶も世界記録も利き手と逆で出せるような
気がしたんだ 本気でしたんだ

信号機が僕らの行く先を 全部青に変えてくよ
今僕らにあるものと言えばきっと 遥かな傲慢さと勇気と
大人は持ってない モノのすべて

「なんとかなるさ」と「あとどれくらい?」と
「大丈夫かな僕ら」の間を
振り子のように行ったり来たりしては 手を強く掴んだ

笑われないくらいの愛で
変えられるくらいの世界ならば
はじめから開などない 僕には必要ない
神様早く次を僕にくれよ

みっともないくらいの声で
ありえないくらいのこの気持ちを
僕に叫ばせてよ (呼ばせてよ) 腐らせないでよ (捨てないでよ)
僕らの持て余した勇気を 使わせてよ

色とりどりのやまがいもんで 今日もこの世は輝いて
乗り遅れまいと力を込めども 空を切るような虚しさでさ
反対電車に いざ飛び乗ったよ

夢から醒めたら らの魂はシックチャなはずだよ
それなら いっそこの夢のど真ん中で派手に使い果たしてみようよ

笑われないくらいの愛で
変えられるくらいの世界ならば
はじめから開などない 僕には必要ない
僕らの 持て余した正義を 使わせてよ

「さよなら」のないハローと「仕方ない」のない未来を
鍵のないドアだらけの心で
未来が得意気に僕らを てきてもどうでもいいや
まだ僕らにややることがあるから

僕らの 持て余したこの今を
僕らの こぼれそうな奇跡を 使わせてよ



Credits
Writer(s): Yojiro Noda
Lyrics powered by www.musixmatch.com

Link