雨に濡れて

冷たい雨に濡れながら さまよう仔犬みたいに
わたしは捨てられたのね 理由も話さず

行きかう人は急ぎ足 家路をたどるけれども
わたしは雨の街角たたずむ

あの日のようにあなたもう一度だけ
わたしの唇をふさいでほしい
そして嘘だとわたしのこの身体
息も出来ないぐらい抱いてよ

冷たい雨に傘の花 咲かせてくれた人さえ
今では探せはしないこの街

冷たい雨は降り続く 涙がかれるときまで
わたしのこの悲しみを 知るように

あの日のようにあなたもう一度だけ
わたしの耳もとで名前を呼んで
そして嘘だとわたしのこの髪に
そっと指をうずめて抱いてよ

冷たい雨に傘の花 咲かせてくれた人さえ
今では探せはしないこの街



Credits
Writer(s): Izumi Sakai, Seiichiro Kuribayashi, Shou Uesugi
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