桜とジーザスと私

桜の季節になりました
そろそろ帰国を
したいのですけど
出来ません
海の向こうから
あなたのために
祈ります

子供のころからずっと
生意気な娘で
趣味とか夢とかあっても
長続きしなくて
遅刻もしたしフラれたし
勉強もキライで
部活をやってもなんだか
やる気がでなくて

だけど友達や弱いものを
かばっていたっけ
私がなんとか守って
あげないとダメだった

桜の季節になりました
そろそろ帰国を
したいのですけど
出来ません
海の向こうから
あなたのために
祈ります

生きる目的がなくて
フラフラしてた
すべてから逃げ出したくて
アメリカに渡った

成田空港を発つとき
「あばよジャパン」と叫んだ
だけどシカゴの風の中
涙が止まらなかった

桜の季節になりました
そろそろ帰国を
したいのですけど
出来ません
海の向こうから
あなたのために
祈ります

日本の家族にみなさん
とても感謝しています
他の誰かと比べられ
嫌気さしてた人生

こんな私に素晴らしい
あなたの愛を
優しさを贈り物をありがとう

桜の季節になりました
そろそろ帰国を
したいのですけど
出来ません
海の向こうから
あなたのために

私は生まれ変わりました
主よ感謝します
昔の私は死んだのです
あなたによって
ハレルヤ、ハレルヤ

ジーザス
私の愛する日本の家族へ
あなたの香りが
桜のたよりとともに
ああ、届きますように



Credits
Writer(s): Ko Ito
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