カケル×カケル

大好きだけが先走りしていた 故郷の日々に別れを告げる
そうだ だって私は一歩早くに 子供時代とさようならした
憧れだ だっていつだって とどかないくらい先だって
だって だってだってって泣いた

進むんだ
怖くないなんて嘘は言わないよ
立ちむかえる「だって」だって ちゃんとわかってる
止まらない
あきらめるほうが ずっと苦しいのなら
駆けるよ カケル 駆けるんだ
だってだって 追いかけたいんだ

列車の窓 飛び去る記憶や風 せつない風景 挫折と希望
なんにもない それでも美しいなんて思えない
さみしすぎる
しばらく会えないかもしんない
待っていて忘れないよって
ぎゅっと 何もない両手 握る

小さな存在だって ここから始める
自分なりに決めたんだ ダッシュすることを
最初はそんなもんだよと ひとに言われても
そこにあまえたくないよ
ダッシュダッシュ 追いつきたいんだ

足し算よりも強く
カケル 3倍速でいこう
1×1×1で1つに
駆けぬける 駆けぬけろ 駆けぬけていこう
まっすぐ

小さな存在だって ここから始める
自分なりに決めたんだ ダッシュすることを
止まらない
あきらめるほうが ずっと苦しいのなら
駆けるよ カケル 駆けるんだ
だってだって 追いかけたいんだ



Credits
Writer(s): Satoru Kousaki, 只野菜摘
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