AM 5:00

AM5:00
1人の朝
スマホの画面すらも死んだまま
ノイズだけが流れるあの空間が
愛おしくて 愛おしくて
くたびれたシャツ
ダボダボのパンツ
ぐちゃぐちゃな髪に散らかる部屋
君がいなくなってどれくらいか
数えることすらもしなくなった

時間がたてばたつほどにさ
忘れられるって思ってたよ
インターホン明日にはきっと
なるだろうなんて夢を見ていたよ

いつも通りバカみたいな妄想
するのは男の役目だからさ
そんなバカに笑ってくれる役目の
君は夕日と共に沈んだ

いつでも隣にいられると思ってたけど
僕だけが独りでに思っていただけみたい
バカみたいな妄想をまたしてる
そんな僕を なぁ、笑ってよ
あの日みたいにさもう一度

AM5:00
眩しい日差しが
閉じた瞼に現実を差す
嫌になるよ こんな自分がさ
「ねぇ どこにいるの?何をしているの?」
AM5:00
風のせいにして
手を繋いで行ったコンビニ
「さぁ行こうよ 今日も一緒にさ」
「ねぇどうして君はここに居ないの?」

君の好きな映画を観て
君の好きな歌で溺れている
閉じられない瞼を閉ざしてよ
明日の日差しは君がいいから
そんなことを願いかけても
今頃誰かと夜を越えてる
僕だけが夜の向こう側で
君との愛を繋ぎ合わせてる

あの日君にもらったミサンガ
切れずにまだ足についたまま
一生君といると願った
ミサンガが君の代わりになった
願えば切れるならいつまでも
僕はこいつと共に生きてくの?
またいつか会えると信じてると
切るにも切れないよ自分の手じゃ

戻りたいねって思い出しても
あの日の僕らはここにいないね
僕だけの思いが先走って
空回りしてる馬鹿みたいだね
子供の名前を考えてみたり
背伸びをした旅行を夢見たり
将来あんな風になりたいねって
あの日の気持ちは戻らないの?

AM5:00
眩しい日差しが
閉じた瞼に現実を差す
嫌になるよ こんな自分がさ
「ねぇ どこにいるの?何をしてるの?」
AM5:00
風のせいにして
手を繋いでいったコンビニ
さぁ 行こうよって言ってみても
君はここにいないからさ



Credits
Writer(s): Riu Domura
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