どうかそのまま

どうかそのままで どうかそのままで
きみを苦しめた わたしのことなど
もう忘れてしまって
二度と思い出さないで

改札前 きみが肩を濡らしてた
一本の大きな傘 持って
傘をさすのが下手なんだと
付き合いたての頃に聞いた
暖かな 部屋にかえってくれば
正しく並んだ 洗濯物
「帰ったらやるから放っといてね」
今朝のセリフはほんとの気持ち

わたしはいつも、感謝してばかリ
できないわたしを縁取られて
小さな優しさに責められた気がして
ついに逃げ出した

どうかそのままで どうかそのままで
きみを悪者に すリかえたことを
今 後悔している
でもそうしなきゃ生きられなかった

描いた未来 通リ過ぎても
二人は まじめに 向かい合った
それが一番 大切なことなど
誰もがわかる答え

できないことをやろうとするわたし
そのままでいいよと言ったきみ
完璧で正しくて何一つ勝ち目がない
きみのそばにいると
わたしを嫌いになってしまう

どうかそのままで どうかそのままで
きみはきみのまま 正しいままでいて
どうかそのままで どうかそのままで
きみはきみのまま 優しいままでいてね
二人を守る大きな傘はずっと乾いたまま
もう忘れてしまって
二度と思い出さないで



Credits
Writer(s): Ai Higuchi
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