Orion

恐れていた
いつの日か
まるでストームのようにふたりにも
突然に
降りかかって
暗転に追いやられてしまうと

とぐろを巻いて
沈みそうになる夜には
あのくちづけが
夢へ溶かしてくれたの

星空を見上げる時は
いつも切なくなった
君も記憶の彼方
光のしみになるから

そんないつかの未来のことや
夜空からは目を逸らして
流れ星 はしゃぐ笑顔
強く焼き付けようとした

ぶつかって
疲れて
また元通り
そんなスパイラルに落ちてからは
ささやかで
かけがえないものから
朧げになっていった

とぐろを巻いて
沈みそうになる夜でも
あのくちづけが
夢へ溶かしてくれたの

雨に打たれることで
花も色づくのなら
君を忘れることも
新しくなるため

星空を見上げる時は
光る君の面影
優しい気持ちだけで
手放せる気がする
今なら



Credits
Writer(s): Timt Timt, Matton Matton
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