Koi no Uta (From "TONIKAWA: Tonikaku Kawaii")

あとどれくらいの距離を月へ歩いたら
あとどれくらいの寒い夜を重ねたら
あとどれくらいのさよならを流したら
まぶたの奥の泉が枯れ果てる、とか

千年後もきっと続くだろう
そう思ってた空洞を
満たしてあふれてしまうほどの
この気持ちはなんだ?

新しい風を春は運んでくれるだろう
あぁ、風が吹くのがきっと還る場所なんだろう
変わらないでしょう
夏の暑さも、金魚も
花火が消えたら星を夜通し数えよう
色褪せる木々、凍てつく指先、重ねた日々の灯火
降り積もる雪に埋もれないような消えない跡を残しに

単純だよ 毎朝の「おはよう」
映画みたいに青い夏の海を見て
遠いところで居場所を知り
今と今を重ねてく、フィルムのように
何回も撮り直しだ
色褪せるより、彩るより、君のいる景色が濃いな
直感でも咄嗟でもいい

そう思ったんだ、ただ迷いなく
信じてもいいかと訊かれた
たったそれだけの問いだ
考えてるんだ、どんな時も
あの声がつきまといながら
押してる、ずっと背中を
そうか、この気持ちが恋だ

千年前の灯火に伸ばした二本の指が
千年後もずっと向こうで輝いてるといいな
「信じてもいい」そう聞こえた
まんまるな月、仰いだ
照らしてた、いつの世も
そうか、この気持ちが恋だ



Credits
Writer(s): Yunomi
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