独り言で語るくらいなら

いつもとは違う反対のホームから
ガラガラの電車に衝動的に乗った
どこへ向かうのか行き先は知らない
今日は人混みで足を踏まれたくない

街は遠ざかり
窓の向こうには
田園が広がる

独り言で語るくらいならば
黙ったままなにかしよう
今の場所でどんな想像しても
見えるものに限りはある

心の中答え探すだけじゃ
きっと見つからないだろう
皆んなが行くその目的地には
夢に気付くものはいない
ぶつぶつ呟いていたって
誰が耳を傾けるんだ

終着駅には僕以外いなかった
最初の反抗は空気が清々しい

一人でいるのは心細いけど
新しい世界だ

始めるのは語ってるだけより
意味あることだと思う
目を瞑って目測で語るな
自分自身で確かめてみろ

頬に触れる風を感じながら
深呼吸を一つする
現実に僕は立ち向かおう
そう全てを受け入れて
幸せとか不幸せは
想像じゃ見分けつかない

次の電車は何時なのか
忘れものを思い出して
僕は何を今すべきか
ちゃんと街へ帰ろうって思う
もう誰ももう何も羨ましくなんかない
独り言ではなくて
大きな声で僕は叫ぶ

僕の夢はもっと近くにある
ここまで来て気付いたんだ

独り言で語るくらいならば
黙ったままなにかしよう
今の場所でどんな想像しても
見えるものに限りはある

心の中答え探すだけじゃ
きっと見つからないだろう
皆んなが行くその目的地には
夢に気付くものはいない
ぶつぶつ呟いていたって
誰が耳を傾けるんだ



Credits
Writer(s): Yasushi Akimoto, Kengo Oohama
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