Otome Kagerou

ゆらゆら揺れて 燃えあがれ
乙女陽炎 愛の唄
響け 見果てぬ夢

胸に潜む舞姫よ さあ
目を醒ませよ 時は来たり
想いうつし演じましょう この身の限り

誰がために 乱れそめにし 我が心
映え映えし 花の散る衣をまとい
いざ行かん 光を宿した瞳で
届けましょう 喜びも物の哀れも
透き通る 瑠璃のしらべに浮かぶもの
たとえ今 自分さえ狂わせど 嗚呼
どこまでも 覚悟はとうにできている 舞い踊れ

ゆらゆら揺れて 燃えあがれ
乙女陽炎 愛の唄
魅せて溶かして 壊すまで熱く
憂き世に響け
絶えなば絶えね 命さえ
すべてを捧ぐ たまゆらに
たとえ奈落の底 落ちようとも

気高くあれ 舞姫はそう
あたためてた強い決意
前へ進む者の中に そっと生まれる

咲かせたい 煌らかに舞い 花笑みを
くれますか あなたの涙 魂も
ながむれば 目を疑う天満月
降り注ぐ 輝きの先 見る世界
一度でも 知らば忘れられぬでしょう
燃え尽きて 泡沫となりはてど 嗚呼
かまわない 何人たりともここから 逃がさない

さんざめく声 誘われて
乙女心が薫り満つ
跳ねて歌って 艶やかな時を
憂き世へ贈る
ゆめゆめ弱さ 見せぬように
唇の端 噛み締めて
愛の唄で空を 染める日まで

「儚くもろい心は無常
幾度結べど解けるさだめ
絆(きずな)も裏返せば絆(ほだし)
いつかあなたを縛るでしょう
さらば何を信じよう
さらば誰を信じよう
わたしの舞いを信じればいい
乙女陽炎 愛の唄」

嗚呼... あなたといざ参らん

ゆらゆら揺れて 燃えあがれ
無情に時は過ぎていく
魅せて溶かして 壊すまで熱く
憂き世に響け
絶えなば絶えね 命さえ
すべてを捧ぐ たまゆらに
たとえ奈落の底 落ちようとも
乙女陽炎 愛よ 響け



Credits
Writer(s): Junko Miyajima, Kouji Matsuzaka
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