Glass No Irie

好きだったのほんとよ
忘れないで

晴れた空を映した
小さな入江
裸足になればまだ切れるほど冷たい

あの日彼のバイクの
後ろに乗って
夕陽探しに来た秘密の場所

濡れた岩に刻まれた initial が
過ぎた時を呼び戻す

Bracelet 外して
砂に埋めても
手首の白さだけ消えないのね

遠い夏に刻まれた initial が
波にゆれてきらめくの

砂に褪せた小舟の
縁に座って
想い出に向かって小石投げる

ガラスの入江は
ひき潮の時間
ほんの少しだけ
涙も流したの



Credits
Writer(s): Takashi Matsumoto, Eiichi Ootaki
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