ponytale ha furimukasenai

もう 木陰が なくなってしまったくらい
そう 校庭を照らしている夏の太陽
真っ白なシャツの背中が汗で濡れて
肩で息をつく君が愛おしかった

何て声を掛ければいい 思い切り抱きしめたい
心は叫びながら
不器用な恋をしていた
「君が好きだ」

振り向かせなくても 必ず想いは伝わる
ポニーテールだけ見つめて
君を遠くから 遠くから好きでいる
もし目と目が合ったら どうすればいいかわからない
きっと無様な僕になる
存在に気づいていない方が
お互い自由でいられるだろう
もう少し勝手に好きでいさせて

ああ このまま あとどれくらいここにいれば
そう 蜩が下校時刻 教えるだろう?
グラウンドは誰もいなくなってしまった
僕は呆然とそこに立ち尽くしていた

君と帰りたかったんだ 夕暮れの商店街
自転車 押して歩く
甘酸っぱい恋の妄想
「夢を見ていた」

振り向かせようとは 思ってなんかいないんだ
結んだリボン 眺めながら
今の関係で 関係で構わない
2人が向き合ったら 何を話せばいいのだろう?
絶対 無口な僕になる
愛しさに気づかれてない方が
誰だって自然に振る舞えるもの
卒業をするまで好きでいさせて

「片想いでいいんだ」

振り向かせなくても 必ず想いは伝わる
ポニーテールだけ見つめて
君を遠くから 遠くから好きでいる
もし目と目が合ったら どうすればいいかわからない
きっと無様な僕になる
存在に気づいていない方が
お互い自由でいられるだろう
もう少し勝手に好きでいさせて



Credits
Writer(s): Yasushi Akimoto, Daishi Suzuki
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